サレ夫のリアルな日記⑪ ~再認識した愛情と、試される覚悟~

男女が寝転びながら向かい合う 再構築の手立て

妻の不倫が発覚し、夫婦関係の再構築を目指す「サレ夫」のリアルな心情を綴る日記第11弾です。今回は、不倫という辛い現実を通して再認識した妻からの愛情と、夫婦関係をやり直すために必要な「コントロールを手放す覚悟」についてお話しします。同じように不倫問題や夫婦のすれ違いで苦しんでいる方の参考になれば幸いです。


伝えきれない想いをLINEに託して

ここ最近、妻がまた遠くへ行ってしまいそうな気がして、面と向かってはうまく話せなくなっていました。だから、長文になってしまうことを謝りつつ、ここ数日でどうしても伝えたかった想いをLINEで送ることにしました。夜中何度も目が覚め、眠れなくなったときに文書を入力しました。完成したのは朝方で朝に送りました。以下はLineで伝えた内容になります。

今回の不倫が発覚して、皮肉なことですが、私は本当にたくさんのことに気づかされました。出会った頃、同じ部署に配属された妻は、慣れない社会の中で不器用ながらも一生懸命に働いていました。患者さんに向ける笑顔が最高で、病院内の職員笑顔コンテストで1位を取ったあの時、完全に好きになったことを鮮明に思い出しました

そして、日々の暮らしの中で妻が注いでくれていた無数の愛情。価値観が合わずに喧嘩しても急に手を繋いできたり、腕を組んできたり、ほとんど毎日お弁当を作ってくれたり、私が体調不良の時には気遣ってくれたり。鈍感な私が自分勝手な気持ちで抱きしめた時も、妻は体調が悪くても優しく抱きしめ返してくれていました。今は隣でいびきをかいて寝ている姿すら、愛おしく感じます

もしこの出来事がなかったら、私はこの深い愛情に気づかないまま、もったいない人生を送っていたかもしれません。だからこそ本気で変わりたいし、叶うなら、妻と子どもたちと一緒に、色々あっても暮らしていきたいと伝えました。これからは不安になって責めるのをやめ、強くありたい。また「小さい自分」が顔を出すかもしれないけれど、今はただ、妻をあの素敵な笑顔にしたいと心から思っています

夜21時:日常の答え合わせと、突然のテスト

朝送ったLINEについて、妻と話をしました。妻は「食事を作って出す時、形の崩れたものを私が食べて、あなたには綺麗なものを出していた」と言いました。私は「気づいていた」と答えましたが、この時こそ精一杯の「ありがとう」を伝えるべきだったと激しく後悔しています

私にも、妻を想ってとっていた行動がありました。朝の通勤で困らないように車の向きを変えておいたことを伝えると、「それは最近じゃない?」と返されてしまいました。私としてはずっと前からやっていたつもりだったのに、気持ちのすれ違いを感じます

そして突然、「じゃあ、私の好きな食べ物は?」と聞かれました。まるで試されているようで、不倫相手と比べられているようで、ひどく緊張しました。「キムチ、ジャスミン茶、チョコミント…肉」。咄嗟に気の利いたものは出てきませんでした。

夜23時:コントロールを手放す決意

その夜、私は初めて妻を待たずに眠ることにしました

相手との連絡を無理に止めさせようとしても、余計に連絡したくなるだけなのだと悟りました。だから、妻の笑顔のために、連絡を取ることすらも受け入れようと決めました。 これからは妻を苦しめることなく、彼女と私の「二人の関係性」にのみフォーカスしていく。笑顔で暮らせる日々を取り戻すために

しかし、これは並大抵のことではありません。私は苦しみはまだまだどんどん膨らんでいくことになります。ただ、この決断が妻との関係の改善につながったと考えています。これから私たち夫婦がどの様になっていくのか?おいおいお伝えしていきたいと思います。

同じように苦しんでいる方へ

不倫という現実は、時に自分自身の至らなさや、当たり前だと思っていた日常がいかにパートナーの愛情や我慢で支えられていたかを、残酷なまでに突きつけてきます。

不安に押しつぶされて、相手の行動をコントロールしようとしたり、見えない不倫相手と自分を比べて自信を失ったりすることもあると思います。私自身、突然の「私の好きな食べ物は?」という質問に、相手と比べられているような恐怖を感じて萎縮してしまいました。

でも、相手の行動を無理やり制限しても、心まで縛ることはできません。私たちが向き合うべきは、「不倫相手」や「見えない恐怖」ではなく「目の前のパートナー」であり、「これからの二人の関係性」なのだと気づきました。

もし今、弱い自分(私の言う「小さい自分」)が出てきて苦しんでいるなら、まずは過去に相手からもらった愛情を一つ一つ思い出してみてください。そして、執着やコントロールを手放す勇気を持つこと。それが、本当の意味での「再構築」の第一歩になるのかもしれません。一緒に、少しずつ強くなっていきましょう。

「枕を変えたら、秒で寝落ち 呼吸するわたしの枕」




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