サレ夫のリアルな日記⑤話し合いは果たし合い

夫婦手を繋いで歩いてい 再構築の手立て

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不倫という人生最大の危機に直面し、真っ暗闇の中で息絶え絶えになっているあなたへ。 この記事を開いてくださり、ありがとうございます。

妻の不倫が発覚し、再構築を目指す中で、どうしても「相手の今の気持ち」を確かめたくなる時がありますよね。「本当はどう思っているのか?」「私とやり直す気はあるのか?」不安に押しつぶされそうになり、つい問い詰めてしまう。

しかし、不倫の渦中にいる妻との「話し合い」は、多くの場合、絶望的な結果を招きます。話し合いは果たし合い。これはYoutubeでご活躍されている不倫解決カウンセラーの河村陽子先生の言葉です。今回は、私が過去に書き留めた日記を振り返りながら、「なぜ話し合いがうまくいかないのか」、そして「私たちが本当に見つめるべきものは何なのか」をお伝えします。

10月7日 すれ違う想い

あの日の夜、私はどうしても妻と想いを擦り合わせることができればと考えていました。私は話し合えばなんとかなる。とそう思っていました。悩みに悩んでの手立てでしたが、それは、とんでもなく意味のないことと分からされる結果になるのでした。

今後、どうして行きたいのか?どうして行くことが出来れば良いのか?ただ、それを聞きたくて、「これからのことってどう思ってる?」と切り出しました。 しかし、返ってきたのは「何が言いたいの?具体的には?」という強く、冷たい言葉でした。その防衛的でトゲのある言い方に、私の返す言葉は一瞬で吹き飛びました。

本当は、もっと妻を満たすにはどうすれば良いのか、今どう思っているか?を聞きたかっただけなのです。「子育てのこと色々苦しかったんだよね?」と寄り添い、今は大丈夫なのか?を知りたかった。

それなのに、私は妻の返答に感情的になってしまい不安に耐えきれず、結局「連絡とってるんだよね?」と一番聞いてはいけないことを口にしてしまいました。

実は以前、妻のスマホの画面(Xのアカウント)を目にした際、間男のハンドルネームを逆さまにしたアカウント名であることを目撃し、衝撃を受けていました。さらにXの内容には「薄っぺらい好きなら楽とか、ゲキ重感情なんかいらないぜ」というツイートを見て、「俺のことか?」と心をえぐられていたのです。 また、間男が音楽アーティストのことを投稿すれば、妻もそのアーティストのことを投稿する。ある小説家のことを投稿すれば、妻もその反応を投稿する。そんなやりとりを目にしていました。「今は仕方ない、私が満たせてないから連絡を取るんだ」と自分に言い聞かせていたものの、やはり確かめずにはいられませんでした。

妻は「連絡なんかとってない」「そう思うなら、もうそれでいいんじゃない?」と私を突き放しました。妻が私に向ける気持ちなど全くないことが、丸わかりな言葉でした。

私は我慢できず「なんでXで間男と同じような内容で投稿し合っているの?」そう言ってしまいました。私は食事こそ摂れていましたが睡眠不足がピークを迎えていました。私自身の心に余裕は全くない状態でした。妻の言葉に一喜一憂してしまっていました。

その後、妻のアカウントを確認すると、フォロー1・フォロワー1だったものが、両方0になっており、連絡を取っていることは確実でした。

価値観のズレ

「あなたはどうしたいの?」

妻からそう問われた時、私は「家族が少しずつ豊かになっていければ」といった漠然とした言葉しか返せませんでした。自分がどうなりたいかではなく、「妻がどこかへ行かないようにするにはどうしたら良いか」しか考えていなかったことに気づかされました。

さらに、私以外は電気はつけっぱなし、トイレを使った後のドアは開いてる。など妻からは日々の生活態度への不満をぶつけられました。私以外は電気はつけっぱなし、トイレを使った後のドアは開いてる。など「ずっとイライラさせられてる」と言われ、どうすれば良いのか聞くと、「電気を消してくれれば良い」「小さなことの積み重ねなんだから」と言われました。トイレのドアを閉めないことも指摘されました。私だけでなく、子どもたちも含めてそれを妻が対応しているというのです。

でも、私からしたら妻がつけっぱなしの電気を消すこともありましたし、トイレのドアがきっちりと閉まっていない時に私が閉めることもありました。

極めつけは、「食事マナーが出来ていないことはありえない」という言葉でした。自分ではそこまで出来ていないとは思っていませんでしたが、妻にとっては許しがたいことのようでした。

確かに食事マナーは大切です。でも、私の価値観では、「食事マナーが出来ていることより、浮気しないことの方が重要だし、あり得ない」のです。

居る場所が、見ている世界があまりにも違いすぎることを実感しました。 これで本当にこの家族が終わってしまうのかもと思いながら、私はネットで調べて用意していた「念書の書き方」が記載された用紙を出しました。しかし、念書に書かれたカウンセリング(妻がカウンセリングを受けること)について、妻は「私は何のために?」と冷たく言い放ちました。妻自身は不倫脳になっているとは思っておらず、カウンセリングが必要なのは眠ることもままならない私の方だと考えていました。

頑張っても気持ちが重いまま。俺はどうしたんやろか? 絶望と自問自答だけが残った夜でした。

なぜ「話し合い」は失敗したのか?〜不安からくる追及の罠〜

当時の日記を振り返ると、いかに自分が「不安を解消するための行動」を取っていたかがわかります。

「想いを擦り合わせたい」と言いながら、実際は妻の気持ちが離れていく恐怖から、相手の言動をコントロールしようとしていました。妻のスマホの通知に怯え、SNSの裏アカウントの動きに一喜一憂する。そして、耐えきれずに「連絡取ってるんだよね?」と自爆する。

不倫最中の妻は、罪悪感や正当化、そして夫への嫌悪感で心がパニック状態になっています。そこに「正論」や「不安からの追及」をぶつければ、妻はさらに強固な防壁を築き、攻撃してくるだけです。

「あなたはどうしたいの?」と聞かれた時、私が「妻がどこかへ行かないようにするにはどうしたら良いか」しか考えることができていなかったのは、自分の軸が完全に「妻」になっていた証拠です。これでは、夫婦関係の再構築など到底不可能です。

不倫よりも「食事マナー」が許せない妻の心理

そして、非常に象徴的なのが「価値観のズレ」です。

妻は不倫という大きな裏切りをしている真っ最中にも関わらず、夫の「電気を消さない」「食事マナーが悪い」といった日常の些細な不満を攻撃材料にしてきました。

サレた側からすれば「は?不倫しておいて電気の消し忘れでキレるの?」と理解不能でしょう。「食事マナーより浮気しないことの方が重要だ」と思うのは当然です。

しかし、ここに「妻を変えることはできない」という残酷な真実が隠されています。 妻にとっては、その時「夫の生活のルーズさ」が不倫を正当化するための最大の理由であり、彼女の今の価値観のすべてなのです。これを論破しようとしたり、「不倫の方が悪いだろ!」と怒鳴りつけても、溝は深まるばかりです。

本当に問うべきは「俺はどうしたいんやろか?」

当時の私は、ただただ受け入れることしかできないと感じていました。「だって愛しているのだから」と。

しかし、違いました。私はたくさんの夫婦再構築に関する専門家のYoutubeを視聴しました。そして、私は一つの真実にたどり着きました。 それは、「相手をコントロールするのではなく、自分の在り方を見つめ直す」ことの重要性です。不安に感じて相手をコントロールしようとする話し合いは果たし合いとなってしまいます。

私が呟いた「俺はどうしたんやろか?」という問い。 実は、この問いこそが再構築への本当のスタートラインでした。

妻にどうしてほしいか、妻をどうやって引き止めるかではなく、「自分は、どんな人生を歩みたいのか?」「どんな夫でありたいのか?」

もしあなたが今、当時の私と同じように、妻の言葉に傷つき、スマホの画面に怯え、暗闇の中でもがいているのなら。 まずは、相手の心を探るのをやめてみてください。そして、ご自身のすり減った心を癒し、「自分はどうしたいのか」をゆっくりと考える時間を作ってください。

妻は変えられません。変えられるのは、自分自身だけなのです。 一緒に、一歩ずつ前へ進んでいきましょう。

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